【著者紹介】
森岡 正芳(もりおか まさよし)
【著者略歴】
2016年04月-現在 立命館大学総合心理学部教授
2007年04月-2006年03月神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授
2001年01月-2000年03月奈良女子大学文学部教授
1998年04月-2000年12月奈良女子大学文学部助教授
1992年04月-1998年03月天理大学人間学部助教授
1987年04月-1992年03月天理大学教養部助教授
1984年04月-1987年03月天理大学教養部専任講師
1983年06月-1984年03月京都大学教育学部助手
1982年03月京都大学大学院教育学研究科教育方法学博士後期課程単位取得退学
1977年03月京都大学文学部哲学科卒業
1954年埼玉県生まれ
2000年03月京都大学博士(教育学)
1990年 日本臨床心理士認定協会臨床心理士
2013年07月-現在 日本心理臨床学会 代議員
2009年07月-2012年06月神戸家庭裁判所 神戸家庭裁判所委員会委員
2008年06月-2010年05月日本教育心理学会 研究委員会 委員長
トラウマのケアや心身相関、文化と癒し、霊性といった課題に、ナラティヴ、ドラマ、対話という観点から取り組んできた。理論や方法が一見異なる心理療法の各学派に共通する要因を探求している。
【著作】
〔単著〕
『臨床ナラティヴアプローチ』ミネルヴァ書房、2015
『うつし 臨床の詩学』みすず書房2005
『物語としての面接―ミメーシスと自己の変容』新曜社、2002
〔共著〕
『「学校」を生きる人々のナラティヴ 分担執筆「学校でナラティヴを活かす」』ミネルヴァ書房、209-225、2019
『家族心理学ハンドブック Ⅱ家族心理学の基礎理論5.ナラティヴ論(物語理論)』金子書房、74-82、2019
『ナラティヴ・アプローチと多職種連携:ナラティヴをプラットフォームとしたつながりと創造』美巧社、2020
『Handbook of Dialogical Self Theory and Psychotherapy : Bridging Psychotherapeutic and Cultural Traditions. Chapter 14. On the constitution of self-experience in the psychotherapeutic dialogue.』Cambridge University Press、206-219、2019
『メンタルヘルスの道案内 第9章老いとストレス 第22章自己の回復』北大路書房、64-69;148-153、2018
『質的心理学辞典 項目 癒やし;木村敏;ナラティブ心理学;ナラティブ・プラクティス;ナラティブ・ベイスト・リサーチ;ハーマンス;臨床心理学』新曜社、16;70;230;232;246;323、2018
『世代継承性研究の展望-アイデンティティから世代継承性へ 第3章「意味構成のジェネラティヴィティ」』ナカニシヤ出版、31-43、2018
『童話療法の展開-自己再生の表現療法 「ナラティヴ・アプローチから見た童話療法へのコメント」』ゆまに書房、171-174、2018
『ナラティヴと心理アセスメント:協働的/治療的につなぐポイント』 「モノローグからダイアローグへ ――ナラティヴの視点から見た協働的/治療的アセスメント」創元社、181-194、2018
『臨床心理学概論』、遠見書房、140-153、2018
『公認心理師入門 知識と技術 (こころの科学増刊) ムック「心理支援に関する理論と実践」』、日本評論社、176-177、2017
『現代社会の中の自己・アイデンティティ』分担執筆「自己形成に内包する死と生」、金子書房、129-143、2016
『遊びからみえる子どもの心』「自己感の形成と回復」日本評論社、184-195、2014
『質的心理学ハンドブック』「ナラティヴとは」新曜社、276-293、2013
『自伝的記憶と心理療法』(甲南大学人間科学研究所叢書 心の危機と臨床の知15.)「人生のナラティヴと心理療法」平凡社、71-92、2013
『揺れるたましい-こころとからだの臨床学』(日本臨床心理身体運動学会編)「希望を生む協働」創元社、43-56、2012
『人間性心理学ハンドブック』(日本人間性心理学会編)「欧州における潮流-およびロシアの動向」「意識研究の視点」「サイコヒストリー」「ナラティヴ・セラピー」創元社、194-201;204-211; 316-317;372-373、2012
『自己の心理学を学ぶ人のために』「心理療法・精神分析における自己論の流れ」世界思想社、183-202、2012
”Handbook of Dialogical Self Theory”“Creating dialogical space in psychotherapy: meaning-generating chronotope of ma ”、Cambridge University Press、390-404、2011
“Jungian and Dialogical Self Perspectives”Palgrave/Macmillan、2011
『心理臨床と宗教性』創元社、2010
『語りと騙りの間』ナカニシヤ出版、2009
『ナラティヴと心理療法』金剛出版、2008
『あなたは当事者ではない-〈当事者〉をめぐる質的心理学研究』 「当事者視点に立つということ」北大路書房、185-195、2007
『他者との出会い』「病いが語る生の姿」東京大学出版会、33-60、2007
『<語り>と出会う』「語りを生む力:臨床実践の場をどう記述するか」ミネルヴァ書房、155-189、2006
『自己意識研究の現在2』「変化の理論の中の自己―意味行為の主体について」ナカニシヤ出版、35-51、2005
『物語・語り・精神療法』「ナラティヴとは」日本評論社、147-160、2004
『つながりの中の癒し-セラピー文化の展開』「生命過程とつなぐ―パトス的状況の中での援助」専修大学出版局、35-59、2002
【論文】
〔単著〕
『対話の実践的可能性とは―ブーバー・ロジャーズ対話をめぐって』人間性心理学研究37(1)、1-13、2019
『社会詩学への覚書』『限』はる書房、6、198-218、2018
『ヴィゴツキーと人間性心理学-perezhivanie概念の拡張と深化』ヴィゴツキー学別巻(5)、105-112、2018
『ナラティヴが必要な時-臨床実践と研究で-』広島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要16、3-10、2018
『発達的視点を活かす-マクロな発達とマクロな発達』臨床心理学18(2)、133-137、2018
『補論 対人援助学における人称性という課題-武藤論文を受けて-』対人援助学研究5、34-38、2017
『言葉に時間を読む-治療的コミュニケーション特集にあたって』臨床心理学16(5)、513-517、2016
『仏教と心理学の交差領域を拓く-五蘊・行サンカーラ・縁起』日本仏教心理学会誌7、32-43、2016
『体験と意味の創造-人間性心理学における実践と研究の可能性-』人間性心理学研究33(2)、117-123、2016
『10Remembering: A Story of Loss and Recovery of the Self』Jung Journal: Culture & Psyche10(1)、1-8、2016
『ナラティヴ実践研究の成果と課題-看護ケアの場面において』N :ナラティヴとケア7、遠見書房、82-88、2016
『How to create MA-The Living Pause-in the landscape of the mind:the wisdom of Noh Theater.』International Journal for Dialogical Science.9(1)、81-95、2015
『ロジャーズの中核三条件について:ナラティヴアプローチから』人間性心理学研究32(2)、139-145、2015
『Creating clinical narrative knowledge: Listen to the history of a life not yet fully lived 2014』hal-01077629 Narrative Matters 2014: Narrative Knowing、2014
『信頼-親密な未知が立ち上がるとき』人間性心理学研究31(2)、207-213、2014
『現場から理論をどう立ち上げるか‐臨床ナラティヴアプローチを手がかりに』神戸大学大学院人間発達環境学研究科研究紀要6(3)、7-12、2013
『「うつ」の現在:基本的な考え方』臨床心理学12(4)、459-463、2012
『自己感の形成と回復』こころの科学161、日本評論社、108-111、2012
『緩和ケアにおけるナラティヴ・ベイスド・リサーチ」』緩和ケア21(3)、青海社、285-289、2011
『原初的意味へと向かう会話-言葉の母国語性を手がかりに』現代のエスプリ530、ぎょうせい、133-143、2011
『応答と超越-宗教哲学から見た心理療法』宗教哲学研究27、日本宗教哲学会、66-71、2010
『心理療法と能楽 初心・物まね・離見の見―』能と狂言8、能樂学会、67-82、2010
『スクールカウンセラーと親と教師』臨床心理学10(4)、489-493、2010
『一人の障がい者の前で私たちは-当事者の視点をめぐって』発達123、ミネルヴァ書房、76-82、2010
〔共著〕
『発達障害概念の社会性-人は障害をどう生きるか』臨床心理学14(2)、168-173、2014
『学びの場としての事例研究 実践領域に学ぶ臨床心理ケーススタディ』臨床心理学増刊5、金剛出版、45-52、2013
『心理的対人援助にナラティヴの視点を活かす―聴くことによる創造』N:ナラティヴとケア4、遠見書房、2-8、2013
『物語としてのTAT』N:ナラティヴとケア4、遠見書房、54-59、2013
『スクールカウンセリングにおける実践知とは-社会文化の鏡としての学校 スクールカウンセリング-経験知・実践知とローカリティ』臨床心理学増刊3、金剛出版、180-184、2011
【リンク】
2020/03/19 立命館大学大学院応用人間科学研究科臨床心理学領域教授
2020/03/19 立命館大学総合心理学部教授
2020/03/19 立命館大学教員DB
2020/03/19 立命館大学大学院人間科学研究科臨床心理学領域(博士前期・後期担当)教授
2019/11/26 researchmap マイポータル
2019/11/26 J-GLOBAL
2019/04/18 処遇困難者の再犯防止に向けた音楽療法プログラムの構築
2019/04/18 ナラティヴアプローチを活用した看護管理者のキャリア形成支援能力向上プログラム開発
2019/01/17 ナラティヴ・アプローチと多職種連携のシンポジウム
2017/10/01 「この人をたずねて」心理学ワールド(68)、日本心理学会、2015
2015/04/16 発達障害におけるコミュニケーションの文脈に視点をおいた音楽療法プログラムの構造化
2015/04/16 ナラティヴ・アプローチによる看護師のキャリア形成支援実践者育成プログラムの開発
2015/04/16 看護師のキャリア形成のためのナラティヴ・アプローチ実践評価方法の開発
研究課題
2014/04/16 「対話 特集にあたって」心理学ワールド(64)、日本心理学会、2014
2013/05/31 ナラティヴ・アプローチによる中堅看護師のキャリア形成プログラムの開発
2012/12/13 「特集にあたって スピリチュアリティ」心理学ワールド(59)、日本心理学会、2012
2012/11/27 生活史法による臨床物語論の構築と公共化
2010/03/20 ナラティヴ・アプローチから見た心理療法 <講演>
2008/03/31 ナラティヴアプローチによる治療的意味生成過程に関する研究
2005/03/31 物語知の臨床実践へのフィールド的基礎研究
研究課題
2004/03/31 臨床教育学的・エスノグラフィー的・物語論的教育研究の展開