【著者紹介】
伊藤 裕康(いとう ひろやす)

【著者略歴】
2012年-2016年 香川大学教育学部附属坂出中学校校長
2004年-現在 香川大学教育学部教授
2002年-2004年 香川大学教育学部助教授
1999年-2002年 広島文教女子大学人間科学部初等教育学科助教授
1997年-1999年 広島文教女子大学文学部初等教育学科助教授
1995年-1997年 広島文教女子大学文学部初等教育学科講師
1992年-1995年 愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校教諭
1987年-1992年 愛知県宝飯郡一宮町立一宮中学校教諭
1981年-1987年 愛知県宝飯郡一宮町立一宮南部小学校教諭
1991年 兵庫教育大学学校教育研究科教科・領域教育専攻社会系コース
1981年 愛知教育大学教育学部小学校教員養成課程社会科地理学教室

社会科教育、地歴科教育、生活科教育、総合的学習論、道徳教育、教師教育、校長講話構成法、ESDの研究を行う。最近は、物語構成学習論の体系化、水を基軸としたESDの授業構成、社会科教育と道徳教育の在り方に研究の関心がある。

〔受賞〕
2018年11月全国地理教育学会功労賞
2013年11月全国地理教育学会優秀賞
1991年 第29回下中科学研究助成金(教育奨励金)優秀賞
1987年11月 第11回日本標準教育賞青年教師優秀賞
1986年11月 第10回日本標準教育賞青年教師優秀賞
1985年11月 第9回日本標準教育賞新人賞

【著作】

〔単著〕
『憧れ力を育む授業の構想-とびだせ生活科!地域へ!未来へ!総合的な学習へ!-』溪水社、2011
『学ぶよろこびに迫る 社会科授業づくりと教員の力量形成』溪水社、1999
『「提案する社会科」の授業5 出力型授業づくりへの挑戦』明治図書、1997

〔共著〕
『ナラティヴ・エデュケーション入門』美巧社、2020
『ナラティヴ・アプローチと多職種連携:ナラティヴをプラットフォームとしたつながりと創造』美巧社、2020
『社会科教育の未来 理論と実践の往還』東進堂、2019
『ナラティヴ・エデュケーションへの扉をひらく:個と集団をつなぎ、主体性と協同性を統合し、「生きること」と「学ぶこと」を架橋する中学校の授業実践』美巧社、2019
『考える道徳を創る 中学校 新モラルジレンマ教材と授業展開』明治図書、2017
『ナラティヴ・エデュケーション入門』美巧社、2017
『地理教育研究の新展開』古今書院、2016
『「学ぶこと」と「生きること」をつなぐ「ものがたり」』美巧社、2016
『道徳教育に求められるリーダーシップ』 美巧社、2016
『考える道徳をつくる 「私たちの道徳」教材別ワークシート集 中学校編』明治図書、2015
『未来への扉を拓く道徳教育』美巧社、2015
『巡検学習・フィールドワーク学習の理論と実践』古今書院、2012
『社会参画の授業づくりー持続可能な社会にむけてー』古今書院、2012
『地理教育・社会科教育の理論と実践』古今書院、2012
『社会への扉を拓く-あなたとつくる生活科・社会科・総合の物語-』美巧社、2011
『新版 21世紀社会科への招待』学術図書出版、2010
『社会系教科教育研究のアプローチ~授業実践のフロムとフォー』学事出版、2010
『社会科授業力の開発 中学校・高等学校編』明治図書、2008
『社会認識教育実践学の構築』東京書籍、2008
『地理教育カリキュラムの創造 小・中・高一貫カリキュラム』古今書院、2008
『グローバル教育の理論と実践』教育開発研究所、2007
『モラルジレンマ資料と授業展開 中学校編 第2集』明治図書、2005
『地理教育をつくる50のポイント』大月書店、2004
『ブックレット 人間科学Ⅰ』広島文教女子大学年限研究所、2002
『中学校社会科教諭のためのCD-ROM授業資料第4巻 科学と子どもを結ぶ「地理的分野」の指導計画と学習指導』ニチブン、2002
『モラルジレンマによる討論の授業』明治図書、2002
『もう一つの「地理」』渓水社、2000
『三河人物散歩』愛知教育文化振興会、1997
『質的研究法による授業研究』北大路書房、1997
『社会科授業を面白するアイディア大百科11 授業の組み立て方と展開のアイディア』明治図書、1995
『社会系教科教育の理論と実践』清水書院、1995
『「提案する社会科」の授業2 これが出力型の”舞台装置”だ』明治図書、1994
『「提案する社会科」の授業1 これが未来志向の”新しい授業観”だ』明治図書、1994
『小中高一貫の公民形成カリキュラム研究と開発実践-生活科・社会科・公民科の関連性をめざして-』中部日本教育分科会1994
『中学校社会科地理の学習課題づくり』明治図書、1994
『資料を生かしたジレンマ授業の方法』明治図書、1993
『新中学校社会科授業ストラテジ-(方略)の理論と実践-概念探求型社会科による地理的分野の学習-』清水書院、1992
『中学校社会科地理の話教材』明治図書、1992
『現代社会科教育実践講座第14巻 国際理解及び環境・資源の学習』研秀出版、1991
『現代社会科教育実践講座第16巻 社会科学習における資料の活用』研秀出版、1991
『モラルジレンマ資料と授業展開 小学校編』明治図書、1990
『三河の史跡と人物で綴る歴史指導資料集』、三河教育研究会社会科部会、1989
『小学校社会科指導事例集 楽しい社会科の授業構成』三晃書房、1987
『第3期教育技術の法則化28』明治図書、1987
『社会科授業の探求 第2号』明治図書、1984

〔論文単著〕
『中学校の儀式的行事における校長講話の構成に関する実践的研究(2)-校長職3年目の校長講話-』香川大学教育学部研究報告(1)、55-74、2019
『道徳授業の質的転回と社会科教育』道徳性発達研究13(1) 12-21、2019
『中学校の儀式的行事における校長講話の構成に関する実践的研究(1)-校長職2年目までの校長講話-』香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部(151)、 69-90、2019
『中学校社会科における地歴連携授業の開発』香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部、2018
『校長講話の構成に関する取り組みとその予察的研究』香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部(147)、2017
『地理教育の意義に関する考察-学校教育における社会的問題解決的有用性の観点を中心に-』地理教育研究20号、2017
『水問題を基軸とした持続可能な社会形成のための社会科学習』教材学研究第27巻、2016
『教育実習生の道徳教材開発への支援に関する試み』香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部(144)、2015年
『「物語り」を活用した授業づくり(2)』香川大学教育実践総合研究第28号、2014
『地理教育における伝統とアイデンティティの扱い方』地理教育研究(11)、36-43、2012
『物語構成学習論による社会科地理学習』2011年度安田女子大学博士(文学)学位請求論文、2012
『「物語(り)」としての「伝統」-社会科地理学習における伝統の扱い方-』社会科教育研究(114)、77-90、2011年
『「物語り」を活用した授業づくり』香川大学教育実践総合研究(23)、101-114、2011
『「物語り」を活用した「人間有在の地理」』地理教育研究(8)、25-33、2011
『情報消費社会における社会科地理学習のあり方―持続可能な社会を目指す子ども参加の地理学習を例として―』地理教育研究(6)、15-24、2010
『当事者性を育む社会科学習―物語構成学習による地理授業の開発―』社会系教科教育学研究(22)、11-20、2010
『地球的規模の環境問題を扱ったモラルジレンマ教材を活用した授業』教材学研究(21)、2010
『情報消費社会と有用性のある地理学習』地理学報告(108)、1-14、2009
『社会科副読本に関わる実践及び研究の歴史から見た社会科地域学習の現状と課題』香川大学教育実践総合研究(17)、1-13、2008
『教師教育現場におけるNIE実践の開発―「社会科教育法」での試みから―』日本NIE学会誌(2)、61-70、2007
『市町村合併時代の小学校社会科地域学習と副読本』地理学報告(102)、1-15、2006
『大学教員と附属教員との協業による授業づくり―学部と附属が連携した教育と研究の試み―』香川大学教育実践総合研究(10)、3-8、2005
『「旅行」を活用した総合的な学習の授業-出力型授業観に基づく社会科授業が示唆するもの-』探究(14)、1-12、2003
『社会科教師のカリキュラムづくりに関する力量形成の研究―岡崎市立矢作東小学校・岡崎市立六ッ実中学校時代の杉浦健支の場合―』香川大学教育学部研究報告第Ⅰ部(120)、15-29、2003
『「旅行」を活用した地理学習のカリキュラム構想』社会系教科教育学研究(15)、1-12、2003
『場所への愛着をはかる生活科の授業』香川大学教育学部研究報告Ⅰ部(117)、1-14、2002
『社会科専修ゼミ巡検・合宿を中心とした専修ゼミ経営の一実践1-教育現場と養成段階をつなぐことをめざして-』広島文教女子大学人間科学研究所年報(2)、136-158、2001
『産業学習の「意味」』広島文教女子大学紀要(35)、2000
『新学習指導要領と生活科授業づくりの諸問題に関する一考察』広島文教教育14、2000
『道徳授業に関する教授的力量形成の研究(1)ー自分史からの考察を中心にしてー』広島文教教育第13巻、1999
『教師教育の場における私の地理教育実践』地理学報告(88)、86-99、1999
『社会科授業づくりと教員の力量形成-新任1年目の記録-』広島文教教育12巻、1998
『社会科専修ゼミにおける一実践ー「新首都への夢」優秀賞獲得までの学びの過程ー』広島文教女子大学紀要(33)、191-207、1998
『活動が深化する生活科の授業構成』社会認識教育学研究(13)、1-11、1998
『教師教育に関する一実践-私の専修ゼミ経営-』学校教育研究(9)、83-103、1998
『生活科との相互関連・発展を図る小学校3年生社会科の授業構成-単元「町のうつりかわり」を事例に-』広島文教教育11巻、1997
『社会科教育の特質に応じた道徳教育について』広島文教女子大学紀要(32)、173-190、1997
『生活科が地理教育の変革に示唆するもの-社会認識教育の体系化をめざして-』社会系教科教育学研究9号、1997
『「新しい学力観」・「生きる力」と社会科・生活科教育』広島文教女子大学紀要(31)、139-156、1996
『社会認識教育の体系化に関する基礎的研究 : 社会科と生活科との相互関連・発展の視点から』社会科研究 44、1996
『モラルジレンマ授業と「提案する社会科」』広島文教女子大学紀要(30)、165-174、1995
『中学校地理的分野における国際理解教育のための教材開発と授業展開-「地大物博の国、中華人民共和国の国土と人々」の実践より-』探求(5)、19-31、1994
『小学校5年生社会科「伝統的な技術を生かした工業」の教材化-2-単元別地理教育実践史研究を踏まえた授業構成に関する予察的研究』地理学報告(79)、39-46、1994
『道徳教育の再検討』学校教育研究第5巻、1994
『「教材の二重構造化」による中学校地理的分野の課題学習-「アフリカはなぜ飢えるか」の実践より-』地理学報告(77)、43-59、1993
『中学校地理的分野における予見的知識の育成を図る日本地理カリキュラム編成-「身近な地域」の学習を活かした「日本とその諸地域」の年間指導計画(試案)-』カリキュラム研究(2)、51-63、1993
『現代日本の地域構造を踏まえた「日本とその諸地域」のカリキュラム試案』社会科教育論叢40、1993
『「教材の二重構造化」による中学校地理的分野の学習-「ぼくらのみかんサミット」-』地理学報告(74)、19-27、1992
『社会科授業づくりと教師の力量について-2-単元別地理教育実践史研究序説』地理学報告(75)、1-18、1992
『社会科授業づくりと教師の力量について-小学校6年「戦国時代から天下統一へ」から-』学校教育研究第3巻、1992
『子どもに「米づくりのさかんな地域」を選定させた指導』地理学報告(72)、33-41、1991
『現代日本の地域構造に基づき予見的知識の育成を図る中学校地理学習-「ぼくらの国土計画サミット」の授業構成-』社会系教科教育学研究(3)、27-34、1991
『人間の歩みを探求する歴史学習』探求(1)、21-32、1990
『「他地域との結び付き」をとらえさせる指導-「商店街」の実践より-』地理学報告(70)、60-68、1990
『教材の二重構造化による中学校社会科地理的分野の学習-問題の所在と若干の提言-』地理学報告(68)、208-217、1989
『伝統的な工業の教材化1-豊橋筆づくりを素材に-』地理学報告(58)、11-21、1984
『桑原正雄と郷土教育1-地域に根ざす社会科教育とのかかわりを考える-』地理学報告(56)、47-53、1983

〔論文共著〕
『教師の意識調査から見た中学校社会科地理学習の課題と振興策-香川県及び浜松市における調査から-』地理教育研究(23)、19-28、2018
『中学校社会科地理学習の揺れ動きと教師の意識―地誌学習と地域調査学習をめぐって―』地理教育研究、2018
『中国人留学生と日本人学生とのコラボレーションによる授業開発の意義―ESDのための社会科教材「あなたの水は大丈夫?」の開発と実践を通して―』日本教育大学協会研究年報35、2017
『大学院における地理教育のための教員養成の在り方ーESD用地域副読本の開発を通してー』地理教育研究(12)、2013
『「物語り」を活用した学びの振り返りを組み込んだ社会科授業の開発』香川大学教育実践総合研究(26)、49-60、2013
『教育実習をめぐる現状と教育実習を通した学生の意識の変容』香川大学教育実践総合研究、2012
『学部教員と附属学校園教員とのCT授業(Collaborated Teaching)によるESD授業の開発(2)』香川大学教育実践総合研究(24)、133-144、2012
『学部教員と附属学校園教員とのCT授業(Collaborated Teaching)によるESD授業の開発(1)』香川大学教育実践総合研究(24)、119-131、2012
『大学教員と附属教員の連携によるESD授業の開発(2)-「滋賀県の調査」、「一膳の割り箸から」の授業開発-』香川大学教育実践総合研究(21)、97-106、2010
『大学教員と附属教員の連携によるESD授業の開発(1)-「世界自然遺産『屋久島』探訪」の授業開発-』香川大学教育実践総合研究(21)、87-95、2010
『水を基軸にしたESD授業の開発―知の再文脈化を図り、当事者性を育む中学校社会科学習より―』日本教育大学協会研究年報(28)、231-244、2010
『副読本作成経験の「意味」―大学院生による副読本作成を通して―』香川大学教育実践総合研究(16)、143-156、2008
『教員養成教育の改革に関する一実践―大学院生による副読本作成から―』香川大学教育学部研究報告(130)、1-19、2008
『地理教員養成における副読本作成活動の「意味」』地理学報告(107)、33-46、2008
『「出力型授業観」に基づく社会科教育の研究(2)続「シンガポ-ル引越物語」(準備編・食事編)の実践より』地理学報告(87)、19-33、1999
『「旅行」を鍵概念にした小学校地理的学習の展開 : 続「シンガポール引っ越し物語」(観光編)の実践より』社会認識教育学研究(14)、21-30、1999
『「出力型授業観」に基づく社会科教育の研究2-続「シンガポール引っ越し物語」(準備編・食事編)の実践より-』地理学報告(87)、1998
『「出力型授業観」に基づく社会科教育の研究2-続「シンガポール引っ越し物語」(観光編)の実践より-』地理学報告(87)、19-33、1998
『「出力型授業観」に基づく社会科教育の研究-「シンガポ-ル引っ越し物語」の実践より-』地理学報告(83)、18-36、1996
『学校五日制と教育過程再編に関する基礎的調査研究』名古屋大學教育學部紀要教育学科41(2)、297-325、1995

【リンク】
2020/03/16 香川大学研究者情報システム
2020/03/05 香川大学学術情報リポジトリ
2020/01/14 https://researchmap.jp/read0184303