日本古学アカデミー全集 第一巻
ISBN:9784863871526、本体価格:3,000円
日本図書コード分類:C0030(一般/単行本/社会科学/社会科学総記)
250頁、寸法:148.5×210×9mm、重量380g
発刊:2021/08

日本古学アカデミー全集 第一巻

【はじめに】
日本古学(国学、古道学、玄学)は、諸外国の影響を受ける以前の日本独自の文化・思想・精神世界を明らかにしようとする学問で、本居宣長先生や平田篤胤先生など江戸時代の国学者たちの成果は、日本が近代国家として出発する明治維新の原動力ともなりましたが、明治以降に輸入された西洋の文物に感化された日本人にとって、この学問は遠い過去の遺物となり、一般には極めて認知度の低い存在となって今日(こんにち)に至っています。
しかしながらこの学問は、最終的には宮地水位先生や宮地巖夫先生などのいわゆる宮地神仙道によって完成された感があり、その学統は尊貴なる霊宝伝書類と共に今もひっそりと継承されています。この世界に類を見ない古き良き日本遺産ともいうべき古学が、篤志(とくし)の人々によって未来に伝えられますよう心より祈念申し上げます。

【収載内容】
<玄学の基本>
「往復循環の法則」という自然の摂理/森羅万象を説く「五元」の説/「たましひ」の響き/生命と太陽の関係/肉体と月の関係/太陽と月と地球の関係/潮の干満と生命の関係/心と体のリセット/生命が宿る瞬間/「死」と呼ばれる現象/霊魂が主か肉体が主か/人間は万物の霊長/「生まれ変わり」の事実/人間の本性は善か悪か/心の中の葛藤とは/「はらひきよめ」という日本文化/悪念妄想の正体/豆ツ魔の伝承/この世界だけがすべてではない/幽顕分界という歴史的事実/密接に関わりあう顕と幽/祈りのメカニズム/一霊四魂/魂と心の関係/祈りの心/言葉の持つ力/正しき祈り/禍神の災い/正邪清濁の気/陰徳を積む/清く明き祈りを/幸福な人生を送るために/臍の霊的存在意義/玄気があれば何でも出来る/気力を充実させる法/福寿を無量に得る呼吸法/達人の境地/桃の神秘/「雛祭り」の本来の意味/節句行事の霊的意義

<清祓の真道>
災いは穢れから/心の祓い清め/大祓祭の意義/忌服について/忌服の日数/仏法の穢れ/獣肉食及び月水の穢れ/諸触穢のこと/神火清明章/火は活ける神/穢火を食するということ/神水清明章/祈言の秘密

<世界太古伝実話>
神代という時代/古伝と神話/最も早く開けた国/大元の神の意志/日本に集う世界の宗教/先入観による弊害/無形想像の妄説/有形想像の妄説/道教に見える日本の神々/五元開闢

<神仙の存在について>
有神論で成り立つ日本の国体/『本朝神仙記伝』のあらまし/河野至道大人のこと/修真の妙要/河野至道大人の尸解/仙去の玄法/神仙得道の法

<尸解の玄理>
神化の道/神通は信と不信にあり/実在する尸解仙/日本武尊の尸解/本真の練蛻/霊魂凝結の道/神・人の別/「天意を自覚する」ということ/求道の真義

【目次】
はじめに
■玄学の基本
「往復循環の法則」という自然の摂理/森羅万象を説く「五元」の説/「たましひ」の響き/生命と太陽の関係/肉体と月の関係/太陽と月と地球の関係/潮の干満と生命の関係/心と体のリセット/生命が宿る瞬間/「死」と呼ばれる現象/霊魂が主か肉体が主か/人間は万物の霊長/「生まれ変わり」の事実/人間の本性は善か悪か/心の中の葛藤とは/「はらひきよめ」という日本文化/悪念妄想の正体/豆ツ魔の伝承/この世界だけがすべてではない/幽顕分界という歴史的事実/密接に関わりあう顕と幽/祈りのメカニズム/一霊四魂/魂と心の関係/祈りの心/言葉の持つ力/正しき祈り/禍神の災い/正邪清濁の気/陰徳を積む/清く明き祈りを/幸福な人生を送るために/臍の霊的存在意義/玄気があれば何でもできる/気力を充実させる法/福寿を無量に得る呼吸法/達人の境地/桃の神秘/「雛祭り」の本来の意味/節句行事の霊的意義
■清祓の真道
災いは穢(けが)れから/心の祓い清め/大祓祭の意義/忌服について/忌服(きふく)の日数/仏法の穢(けが)れ/獣肉食及び月水の穢(けが)れ/諸触穢のこと/神火清明章/火は活ける神/穢火を食するということ/神水清明章/祈言の秘密
■世界太古伝実話
神代という時代/古伝と神話/最も早く開けた国/大元の神の意志/日本に集う世界の宗教/先入観による弊害/無形想像の妄説/有形想像の妄説/道教に見える日本の神々/五元開闢
■神仙の存在について
有神論で成り立つ日本の国体/『本朝神仙記伝』のあらまし/河野至道大人のこと/修真の妙要/河野至道大人の尸解/仙去の玄法/神仙得道の法
■尸解の玄理
神化の道/神通は信と不信にあり/実在する尸解仙/日本武尊の尸解/本真の練蛻/霊魂凝結の道/神・人の別/「天意を自覚する」ということ/求道の真義

【著者紹介】
〔著者〕
清風 道人